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2023/3/28

9割がキャッシュレス決済を利用も「給与のデジタル払いを希望する」は約1割!デジタルマネーでの受け取りを不安や不便に思い、メリットを感じない人多数

報道関係各位
プレスリリース

2023年3月28日
株式会社mitoriz

9割がキャッシュレス決済を利用も「給与のデジタル払いを希望する」は約1割!
デジタルマネーでの受け取りを不安や不便に思い、メリットを感じない人多数

株式会社mitoriz(本社:東京都港区、代表取締役社長:木名瀬博)は、消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy®(以下、POB)」の会員2,008人に4月1日から解禁される「給与のデジタル払い及び、キャッシュレス決済に関する意識調査」を実施致しました。

まもなく解禁される「給与のデジタル払い」に関しての認知度や理解度、キャッシュレス決済サービスの利用状況に関してアンケートを実施し、消費者から収集したレシートデータによる弊社のPOBデータで実際の買い物時のキャッシュレス利用状況を分析しています。

《調査サマリー》
・過半数以上が「給与のデジタル払い」を認知。認知している人で内容を理解している人は6割ほど
・「給与のデジタル払い」を希望すると回答した人は1割ほど
・9割以上の人がキャッシュレス決済の利用経験あり
・キャッシュレス決済を利用する理由で最も多いのは「ポイントが還元されるから」で8割超
・【レシート分析】20代~60代すべての世代で最も利用されているキャッシュレス決済はQRコード決済

「給与のデジタル払い」を認知している人は51.3%で過半数を超える

2023年4月から解禁される「給与のデジタル払いについて聞いたことがあるか」を尋ねたところ、51.3%の人が「ある」と回答し、過半数の人が「給与のデジタル払い」を認知していることがわかりました。続いて、聞いたことがあると回答した1030人に「内容を理解しているか」を尋ねたところ「理解している(15.5%)」「やや理解している(44.8%)」となり、合わせて60.3%という結果となりました(図表1)。

「給与のデジタル払い」を希望する人は10.7%で希望しない人は65.1%

続いて、ここ1年で給与を受け取ったことがある対象1,435人に「給与のデジタル払いを希望するか」を尋ねたところ、「希望する(3.2%)」と「おそらく希望する(7.5%)」が合わせて10.7%となりました。最も多かった回答は「希望しない(37.1%)」で、「おそらく希望しない(28.0%)」と合わせて65.1%となり、調査時点では希望しないと考えている人が比較的多いことがわかりました。また、24.3%の人は「どちらともいえない」と答えており、どちらが良いか判断しかねている人も多い印象です。(図表2)。

■「希望する」・「おそらく希望する」の回答者コメント
・銀行などでおろす手間がない。現金に触らなくて良い。(30代女性)
・給与のデジタル払い浸透のためポイント付与制度ができると考えており、得できると思うから。(30代女性)
・全額現金で貰うよりも、チャージする手間が省けるから。(40代男性)

■「希望しない」・「おそらく希望しない」の回答者コメント
・田舎はデジタルで支払いできる店や企業が少ないから。(20代女性)
・指定の口座に振り込んでもらう方が安心するから。(30代女性)
・電子決済する際は自分でチャージするので、給与は現金で欲しい。もらった気がしないので。(40代女性)

■「どちらともいえない」の回答者コメント
・結局チャージするので、メリットをあまり感じられない。(30代男性)
・様々なPayを利用しているので一つに指定しにくい。(40代女性)
・理解できていない所があるので、どうしたらベストなのか自分には分からない。(50代女性)

キャッシュレス決済を使う理由で最も多いのは「ポイント還元」、9割以上が利用経験あり!

「キャッシュレス決済を利用しているか」を尋ね「ある」と回答した対象1,890人(94.1%)に、利用する理由を複数回答で答えてもらいました。結果は「ポイントなどが還元されるから(81.9%)」が最も多く、次いで「支払いが早く済む(66.8%)」、「キャンペーンなどがお得(52.3%)」と続きました。キャッシュレス決済の利用に於いて、利便性はもちろんですが、ポイント還元やキャンペーンなどお得だからという理由で使っている人が多いことがわかりました(図表3‐1)。

また、「利用していない」と回答した対象118名に、その理由を尋ねたところ「セキュリティなど安全面に不安(23.7%)」が最も多い結果となりました(図表3‐2)。

【レシート分析】最も使われているキャッシュレス決済は「QR決済」が全年代でTOPに!WAON、nanacoなどの流通系の電子マネーは年代が上がるほど使われている

さらにPOBデータ(レシートデータ/レシート:144,472,465枚)から20代~60代を対象に買い物時の決済手段について分析しました。全体で最も比率が高いのは現金決済(44.7%)ですが、次いでQRコード決済(21.7%)となり、年代別でもキャッシュレス決済ではQRコード決済の利用比率が最も高く、いわゆる「○○Pay」系のサービスがいかに世の中に普及しているかがわかる結果となりました。

また、QR決済やクレジットカード決済は年代による目立った傾向はなさそうですが、現金決済は30代以降、年代が上がるにつれて利用比率が若干高くなり、また、WAON、nanaco、楽天Edyといった流通系の電子マネー・タッチ式決済も年代が上がるほど使われている比率が高いことがわかりました。逆にiDやQuick Payといった電子決済サービスは若年層の利用比率が高く、年代が上がるほど、あまり利用されていない傾向が出ています(図表4)。

【アンケート調査概要】
調査期間:2023年3月17日~18日
調査対象:mitorizの消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy®」の登録会員(POB会員)
     POB会員(平均年齢48.8歳)
調査方法:インターネットによる自社調査(有効回答数:2,008件)

消費者購買行動データサービス「Point of Buy®」

50万人以上のアクティブユーザー数と、月間1,000万枚のレシートデータを持つ国内最大級のDBを活用し、メーカーや小売りなどのマーケティングを支援するサービスです。レシート提供者である登録モニターに対してアンケート調査も可能となっており、一般的なアンケートだけではなく、レシートデータに基づいた特定商品の購買履歴がある方に対象を絞ったアンケートなども実施が可能です。

企業の方、メディアの方アンケート調査のご相談ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
他カテゴリの値上げに関する分析や、仕組みを活用したい方はお問い合わせください。

「mitoriz」の保有するレシートデータの特徴

属性情報を取得しているmitorizの登録会員より、専用サイトを通じてレシートデータの提供を受けています。また「企業の商品企画やマーケティングに生かすという目的」で、データの利用許諾を取得済みです。 mitorizは、国内の1,000社を超える流通店舗を横断した膨大なレシートデータを取得・整備しています。これにより、従来のPOS・ID-POSデータから得る購買データでは捉えきれない、流通店舗を横断した、ユーザーの購買行動を把握することが可能です。

【報道関係お問い合わせ】
コーポレート本部 経営管理部 田中(たなか)
TEL:03-6328-0052 FAX:03-6328-3631 MAIL:press@mitoriz.co.jp

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