【小売業界を紐解く】 業態別の売上分析とラウンダーが担う役割 | 株式会社mitoriz
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2023/3/7

【小売業界を紐解く】業態別の売上分析とラウンダーが担う役割

皆さんが普段の買い物で利用する、スーパー、コンビニエンスストアやドラッグストアなどの売上規模をご存知でしょうか。本記事では、経済産業省の経済解析室が発表した「2022年上期小売業販売を振り返る」による販売額と小売業界におけるラウンダーの役割をご紹介します。

 

2022年上期小売業の販売額はいくら?

ラウンダーが活躍する主要な小売店の2022年上期の小売業界の売上規模は総額で74兆8119億円でした。

以下で、店舗カテゴリ別に紹介します。
スーパーの売上規模は7兆3,194億円で、コンビニエンスストアよりも1兆5,000億円ほど大きい売上規模となっています。売り上げの内訳として飲食料品が8割を占めており、5兆8,3726億円でした。次に、婦人・子供服・洋品の2,034億円、家庭用品の1,285億円などと続きます。

 

続いて、コンビニエンスストアの売上規模は、5兆8,311億円で、売上の内訳としては、ファーストフード及び日配食品が多くを占めており2兆1,259億円となっています。次に非食品が1兆9,176億円、加工食品が1兆4,917億円、サービス売上高2,958億円と続きます。

売上の構成としては食品の比率が非常に高く「ファーストフード及び日配食品」と「加工食品」を合わせた売上は3兆6,176億円となりコンビニエンスストアの売上の3分2を占めています。

 

ドラッグストアの売上規模は、3兆7,053億円ほどあり、家電大型専門店の2兆3,447億円、ホームセンターの1兆6,320億円より売上規模が大きく、専⾨量販店3業態の中でもっとも売上が多い業態となっています。内訳を見ると、実は食品が売上の3割ほどを占めており、家庭⽤品・⽇⽤消耗品・ペット⽤品が5,640億円、美容系商品が4,684億円と続きます。実はドラッグストアでは食品の方が医薬品よりも売上が大きいことがわかりました。

出典:経済産業省「2022年上期小売業販売を振り返る」
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/kako/20221004minikeizai.html

 

小売業界で働くラウンダーの役割

小売業界で働くラウンダーは担当メーカーの商品を取り扱っている店舗を巡回して、販促活動を行います。
商品を宣伝するための販促物(POPや什器など)の設置や商品の陳列業務などを行い、最適な売り場を保つことで、商品の売上アップを図るのがラウンダーの主な役割となります。
また、新商品が発売された際には、キャンペーン活動などを行うことも多く、新商品の魅力を一般の消費者に伝えるという点でも、ラウンダーは大切な役割を担っています。

ラウンダーは主婦の方が多く活躍しており、主婦の知恵や感覚を活かして小売業界を支えています。普段の買い物で利用しているお店で気付いたこと、売り場の気になる点など、主婦としての目線を仕事に活かせるため、未経験の方であってもすぐに活躍していただけます。
ラウンダーの仕事を通して得た経験やノウハウは、別の仕事場でも使えるため無駄になることもありません。

小売店は日本全国に店舗があるため、ラウンダーの仕事は案件も豊富で、日本各地でラウンダーが活躍しています。案件が豊富なため、自分が興味のある業界に挑戦しやすいこともメリットです。その他にも、業務の中でいち早く新商品に触れられることもラウンダー魅力のひとつであり、飲料や食品など、新しい商品に囲まれて楽しくお仕事していただけます。

mitorizでは、このようなラウンダーの案件を豊富に取り揃えております。
ラウンダーのお仕事に興味がある方は、是非、お気軽にお問い合わせください。

 

 

まとめ

ラウンダーの活躍している小売業界における業態ごと売上規模や、売上構成に関して紹介しました。どの業態でも売上規模の大きい食品や日用品といった商品ですが、それらの商品がより売れる最適な売り場を作るためラウンダーが活躍しています。
ラウンダーの仕事は、食品や日用品をよく扱うため、普段からお買い物をよくしている主婦の方にはチャレンジしやすい仕事といえます。

 

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