第40回:フィールドスタッフ(ラウンダースタッフ)の契約形態(3) | 株式会社mitoriz | つながりが、人に潤いをもたらす未来へ。

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2016/12/14

第40回:フィールドスタッフ(ラウンダースタッフ)の契約形態(3)

今回も、フィールドスタッフ(ラウンダースタッフ)の契約形態の特徴について具体的に説明していきたいと思います。

前回は「正社員」にてフィールド活動(ラウンダー活動)体制をとっている場合の特徴を解説しましたが、今回は「契約社員」にてフィールド活動(ラウンダー活動)体制をとっている場合の特徴を解説していきます。

【契約社員によるフィールド活動(ラウンダー活動)を行っているケース】

  • 店頭フォロー活動を行うにあたり、営業社員の不足解消もしくはフィールド専門子会社スタッフとしてフィールド業務専任の有期契約社員を採用し、店舗担当者として配置している。
  • 会社との直接契約のため、ロイヤリティは社員に準じて高く、会社方針を理解した活動が行える。
  • 経験豊富な人材も多く専門的な商品知識や高度なスキルを備えた人材も多い。
  • 組織小売流通本部営業を「正社員」が担当し、店舗を「契約社員」が担当する体制が一般的にとられている。
  • 正社員に引けを足らない店頭活動を期待できるが、一方で複数年継続契約している場合、企業側に正規雇用責任が発生する。そのため、最近の企業の考え方として、3年以上の継続雇用を行わない事例が多くみられる。
  • 現実問題として、中高齢化した契約社員の継続雇用問題が出ている企業もあるが、既に複数年継続契約をしている場合、継続雇用期待を抱かせているという理由で無闇に解雇することができない。その場合、市場の変化に対応した人材の流動化や活性化が遅れている場合がある。
  • 今後中高齢になっていくにしたがい、将来の継続雇用が保証されていない契約社員の人事的なグランドデザインを構築し雇用問題に対する事前の準備が必要である。 契約社員に属人的に蓄積したノウハウ・スキルを共有するための仕組みや制度など継承方法を考えておく必要がある。
  • 正社員と契約形態は明確に異なっているが、正社員と業務内容・役割等が不明確な場合は社内の意識が正社員同質化していく傾向があり、正社員の活動に準じた残業をする習慣が染み付いてしまうケースもある。そのようなケースを解決するには、営業マネージャー層への人事労務関連知識習得を徹底し、社内意識改善をしていくことが有効である。
  • 契約社員にとっては、契約形態が有期契約のため、契約継続の実現が直面した目的であり、会社全体の方向性を踏まえた活動を意識しているものの、継続契約の判断権限をもつ上司の期待する業務に対してモチベーションが高くなる。
  • 正社員よりも報酬が低いケースが多いが、業務内容は社員と同等に行っている場合もあり、その場合、マネージャーや正社員は、正社員と契約社員の差を感じることなく社内の一体感を強く感じていることが多い。しかしながら、契約社員は決して口には出さないが、報酬面・業務面・待遇面における不満があり、正社員の感じている一体感とは大きな開きがあることを認識しておくべきである。

次回は、「パート契約社員」の契約形態の特徴について説明していきます。

木名瀬 博のフィールド虎の巻

序章

第1章 消費者接点として重要性を増す店頭のあり方とこれからのフィールド活動(ラウンダー活動)

第2章 本部商談結果と店頭をどのように連携・連動させるか

第3章 フィールド活動(ラウンダー活動)によって得られる情報の活用方法

第4章 フィールド活動(ラウンダー活動)をさらに強化するために見直すべきポイント

第5章 フィールド活動(ラウンダー活動)の分類と役割

第6章 店頭で競合他社より優位に立つためのフィールド活動(ラウンダー活動)体系の見直し方

第7章 営業担当者とフィールド業務をつなぐ2つのPDCAサイクル

第8章 事例で解説、フィールド活動(ラウンダー活動)のポイントと成果

第9章 フィールドスタッフ(ラウンダースタッフ)の契約形態

第10章 フィールドスタッフのスキルとモチベーション

終章 フィールド活動の今後の方向性